第1章『花彦くん』シナリオ

プロローグが終わり
死を宣告された主人公がこれからどうしようかと
館で考えているところに、館への訪問客が現れる。

訪問客は渡辺萌と吉田つかさだった。
2人は館の主、九条サヤに用があったらしく
渡辺萌は九条サヤが月刊誌に掲載していた
『奇妙な痣(シルシ)がある方は記憶障害の疑いがある。館にお越しください』
という趣旨の記事を見て館に来たことを話す。

渡辺萌にも主人公同様のシルシがあり
どうやら興味本位で現在は廃校であるH小学校の『花彦くん』について
調査した際、帰宅後にこのシルシに気づいたという。

そして花彦の噂というのが

男の子の幽霊で夜に学校の鏡を覗くと現れるという。

そして『ぼく、きれい?』という質問に対して

『いいえ』と答えると大丈夫らしいが

『はい』と答えると『じゃあ赤いのちょうだい』と言われ
そのまま消えてしまうという。

また花彦くんは大人が嫌いらしく、
この質問をした相手が大人だった場合には
全身の血を抜かれて死んでしまう。

という内容。

どうやら渡辺萌も調査のため、その鏡の前まで行った様子。

同様に吉田つかさも自分の通っている
T小学校の帰り道にシルシがついていることに気づいたという。
吉田つかさも学校の鏡の前を通ったと語る。

2人の共通点から見てシルシの原因は『花彦くんの呪い』だと踏み
廃校となったH小学校を調査しにいく。

学校を調査していくと地下室を発見し
そこでバラのツタに包まれた多くの死体を発見する

引用:YouTubeより

またそこで、過去のにここで起こったと思われる
女性の先生がバラのツタに襲われる映像がフラッシュバックする。

調査中に一度花彦くんに襲われ、逃げる道中で
真下悟とも出会い、一度九条館へ避難する。

そこで真下が学校で見つけた校長のものと思われる手記を読む。

手記の内容は

校長が養子として引き取った子供に行った
個人指導の記録であった。

その子供は男の子で小柄で華奢な体に可愛らしく
スカートや化粧を好む性格であった。

しかし校長はその子の趣味が認め難かったらしく
悪癖を正すという名目で、夜の誰もいない学校の
地下室に子供を閉じ込め、指導を行う。
そこには教育という名目の裏に校長の歪んだ欲心があった。

この教育に担任の女性教師は気づいていたようだが
校長の権威を恐れて見て見ぬ振りをしていたという。

校長と子供が最終的にどうなったのかは記されずに
手記は終了。

そして再びH小学校の調査を行う際に
ついに花彦くんと対峙する。

引用:YouTubeより

そして道中見つけた口紅と手鏡を使い
花彦君の口に口紅を塗り、その様子を手鏡で見せてやると
『これ赤いのだ』
『ママの思い出』
『ぼく、きれい?』

と言い残し笑いながら姿を消します。

花彦くんの怪異を解決したからか
渡辺萌と吉田つかさのシルシは消えますが
主人公のシルシは依然残ったままでした。

事後、真下から過去の新聞記事を見せられる。
その内容は

学校の地下室で死んだ少年は
養父に引き取られる前は母子家庭で育っており
母親は少年の趣味にも理解があった。
化粧をした少年の顔を手鏡に写したり
『可愛いね』といいよく頭を撫でていたこと。

というものだった。

第2章『森のシミ男』シナリオ

花彦くんの怪異を解決したものの
シルシが消えなかった主人公は
自分のシルシは何か他の怪異によって
つけられたものではないかと考える。

その時、また新しい訪問者・長嶋翔が館を訪れる。
どうやらH樹海付近をツーリングしている際に
道路から見えるH樹海に大男がいたと話す。

そこで『森のシミ男』の怪異の話を聞く。
その怪異の内容が

樹海を歩いていると身体中に真っ黒いシミをつけた
大男が『君は蜂が好きかい?』と尋ねる
その問いに対して『はい』と答えると
『じゃあ君の体の中で育てよう』といい
手にしたドリルで身体中を穴だらけにされる

という内容。

そして早速H樹海に探索へ向かう主人公。

初めに人生にうんざりし死にに来ていた男・木村正男に
遭遇しなんとか自殺を思いとどまらせ
元の生活に戻ると決める木村は帰っていった。

その後樹海内にある山小屋に入ると大きな麻袋があり
中には穴だらけの女の死体があった。
そしてほのかにハチミツの匂いも。

引用:YouTubeより

ところどころで発見される蜜蜂家族ノートと呼ばれる手記には

『新しい体にハチミツを塗ると、蜜は熟成され
臭い液になる。臭いに惹かれてミツバチはすぐ巣に入る。』

などといった謎の手記が。

また樹海付近にあるH神社には入り口に大きな
蜂の巣があり、立ち入ることができなかった。

引用:YouTubeより

また別の山小屋を探索していると
自殺をするために迷い込んで来た
有村クリスティと遭遇する。

初めは死ぬ気でこの樹海に来たが
身体中に黒いシミがあり、身体中に
蜂がまとわりついている大男に遭遇し
怖くて逃げて来たという。

そして主人公もそのシミ男を目撃する。

引用:YouTubeより

そしてシミ男のそばにいるのはどうやら先ほど遭遇した木村正男。
別れた後にシミ男に遭遇し、襲われた様子。
そしてなんとかシミ男から逃げる主人公一行。

そして、花彦君の一件を解決しシルシが消えてもなお
協力して操作に来ていた真下にはまた新たなシルシが刻まれる。
有村にも樹海内で気づくとシルシが刻まれていたという。

これらのことから今回の印は森のシミ男によるものだと考え
調査を始める。
そして話によると樹海の中に養蜂場があり
そこで森のシミ男の目撃情報が多数あるという。
その養蜂場は蜜蜂家族と呼ばれるカルト集団がかつて
経営していたようで最後にはメンバー全員が
指導者に従い集団自殺をしたらしい・・・。

そしてどうやらその蜜蜂家族の指導者は
肥満体の大男であるという話も耳にする。
これは森のシミ男の外見に酷使するため
同一人物ではないか?ということで調査が進む。

調査していく中で見つかる蜜蜂家族の下書きでは

『・・・しい家族とキャッチボール
液が・・・ついちゃっ・・・ルベトベト・・・
蜂さ・・・集まっちゃ・・・何回もゲーム中断
・・・は神聖な旅立ちです。 静かに行う』

遺書の内容は

『教えの・・・ハチミツをかけるとなんとか飲み込め・・・
みんな待ってて・・・すぐに僕も・・・ところへ・・・』

などの内容があった。

また調査していくと無数の穴の空いた死体が吊り下げられ
その中を蜂が出入りし、まるでしたいを蜂の巣に利用している
かのような光景を目撃する。

引用:YouTubeより

 

また別の山小屋にある麻袋を調べると
穴だらけの木村正男の死体を発見することとなる。

引用:YouTubeより

そして森のシミ男との対峙

引用:YouTubeより

引用:YouTubeより

周囲を取り巻く蜂をうまく切り離し、
森のシミ男に道中掘り起こした草の根に
ハチミツをかけたものを食べさせると

『これで・・・家族・・・
みんな・・・会える・・・』と言い残し
森のシミ男は消えます。

この怪異を解決したことで
真下と長嶋のシルシは消えましたが
主人公と有村のシルシは消えませんでした。

2人のシルシはまた別の怪異によるものであるようですね。

そして事後、蜜蜂家族の活動内容や思想などについての
手記が見つかることになる。

内容のほとんどは社会への憎悪や狂信的な心理であった。
また、樹海で自殺が度々起こるのはH神社の祟りであるという
内容が記されており、H神社が荒れ果てていることが原因だという。

また蜜蜂家族に関する詳しい情報も判明し
会長の名前は丸尾慎蔵。
主に蜜蜂や周辺の環境の保護をメインに活動する
非営利団体であり、蜜蜂家族に所属するメンバーの
ほとんどが社会からひどい扱いを受け、苦しみを
受けていたことも判明する。

また、手記では活動期間中に裏切り者が
見つかったということも記されており

『裏切り者がいた やっぱり警察は嫌い』

と記していることから裏切り者の身元は
警察であった可能性が高い。

また手記の最後は

『最後の日 みんな行った ニクを捨てる準備 アナ りない もっと いといけない』

で綴られている。

また真下は花彦君の事件の他に、蜜蜂家族の事件に関しても
数年前から調査していたらしく、今回の一件で解決したため
『やっとあの人の墓参りに行ける』と言い残し
館を去ることになる。

続きは次ページに記載します。