『.hack//G.U.』の松山洋とガンで両眼を摘出した少年が感動の再会!内容は?
実際にバンダイナムコゲームさんに届いたメールがこちらです。
少年は、網膜芽細胞腫という病気を患ってしまったようです。
実際にガンを患った藤原洋さんの当時のお写真です。
さらに、松山洋さんはサイン付きのマウスパッドなども
プレゼントしたようです。
そして、手術から2ヶ月後藤原洋さんの母親が
彼が手術前に残した詩を発見し、3人にメールとして
それが届きました。
その内容がこちら。
それから10年後、ドットハックジーユーの
続編の制作が行われている最中
制作者である松山さんはどこでこれを
藤原洋くんに報告しようか迷っていたそうです。
しかし、かつての電話番号・メールアドレスは
すでに存在しておらず連絡を取る手段がありませんでした。
そこで、『藤原洋』さんの名前でインターネット検索をすると
現在は交通事故で視力を失った女性と結婚し
全盲の夫婦として生活していることがわかりました。
そして、無事に連絡が取れ2人は再開します。
新しいゲームの話を藤原さんに話した後に
松山さんは藤原さんの人生・そして最後に
ゲームを選んでくれた理由やゲーム制作者に
意味・やりがいを与えてくれた話を
本にしたいと提案しました。
藤原さんは快諾し、本の制作のための
インタビューが始まります。
そんな藤原さんがゲームを好きになるきっかけは
母親が自分が仕事続きで家を開けていたため
寂しさを少しでも紛らわせてくれるようにと
プレゼントしてくれたのがきっかけでした。
そして、その後『.hack//G.U.』に出会います。
『ドットハックジーユー』は
プレイヤーの意識だけが存在する世界で
冒険を行うゲームです。
そんなドットハックジーユーを見て
目が見えなくてもできるゲーム
意識だけでゲームができるという憧れ
将来、そんなゲームができればなという
希望の意味で『ドットハックジーユー』に
のめり込んでしまったそうです。
藤原さんにとってドットハックジーユーは
ただの面白いゲームではなく
目の見えない自分の憧れでもあったんですね。
しかし、この話には大きな裏がありました。
10年前に、失明する藤原くんのために
発売前のドットハックジーユーの最新作を
プレゼントしたわけですが
普通に考えると、発売前のゲームを無料で
しかもバンダイナムコという大きなゲーム会社から
簡単に持ち出せるわけがないですよね。
実はそこのトラブルを解決してくれた
一番の功労者がいたんだそうです。
それは松山洋さんの上司であった澤田さんでした。
独断許可でしたが、全責任を負い
藤原くんに試作品をプレゼントすることを命じたそうです。
なかなか普通の人にはできないことですね。
そんな先輩の厚意の上に今が成り立っているんですね。
今では松山さんはゲームソフトを作るということを
心から誇りに思い社員にも説いているようです。