どうもみなさんこんにちは!
yoshikiです。
今回は2018年5月5日(土曜日)21時放送開始の
『土曜プレミアム』にて取り上げられる
『エリザベス・スマート誘拐事件』について
ご紹介します。
これは、アメリカで起きた衝撃の誘拐事件で
14歳の女の子が9ヶ月にもわたり監禁され
その間に暴行され続けたという内容の
悲惨な事件になっています。
今回はそんなエリザベススマート誘拐事件の内容や
犯人ブライアンミッチェルの素性・犯行動機
そして事件の最大の被害者であるエリザベススマートさんの
現在について調べてみました。
エリザベススマート誘拐事件の内容と真相は?
事件が起きたのは、2002年6月。
アメリカユタ州ソルトレイクシティの富裕住宅に住む
スマート宅の寝室から当時14歳で長女だった
エリザベスさんが就寝中に誘拐されることから事件は始まります。
このとき、9歳の妹も一緒に寝ていたようです。
寝室で目を覚ますと、首元にナイフを当てられた状態で
すでにエリザベスさんは脅されていた状態。
そのままエリザベスさんは誘拐され
妹は犯人に脅され泣いていたそうですが
誘拐から3時間後に両親へ姉が誘拐されたことを伝え
事件が明るみに出ます。
『誘拐』と聞いていたので
夜道などで襲われてそのまま誘拐という流れかと
思っていましたがまさか自宅の寝込みを襲われるとは。
エリザベスさん本人も、寝室は自分の中で一番安全な場所と
思っていただけあり、当時は本当に恐ろしかったと語っています。
やがて、誘拐されたエリザベスさんが犯人に連れられてきたのは
山の中腹にあるキャンプ。
このキャンプには、共犯である犯人の奥さんも一緒にいました。
そこで、犯人はエリザベスさんは着替えさせ
結婚セレモニーまで行ったのちに
9ヶ月にもわたる性的暴行が始まります。
空腹状態になりながら、1日に何度も暴行され
犯人の長い身の上話を聞かされたり
ときには無理やり飲酒をさせられた上で暴行されたりと
9ヶ月間は本当に過酷な日々だったそうです。
対して、エリザベスさんが誘拐されたことを知った
ご両親はすぐに捜索を始めます。
誘拐された翌日には、父親がテレビで犯人に呼びかけ
各方面からの目撃情報や手がかりなども求めたようです。
1日に2000人ものボランティアと警察が力を合わせ
捜索に当たったそうですが、エリザベスさんは全く見つからず。
それもそのはず、犯人がエリザベスさんを連れ去ったキャンプは
誘拐されたエリザベスさん宅からは1000キロ以上も離れた
場所にあったんです。
事件が難航する中、解決に繋がったのは
エリザベスさんの誘拐時に現場に居合わせた妹さんでした。
なんと、誘拐時に犯人がエリザベスさんや自分を脅していた際の
話し声に聞き覚えがあり、どこかで絶対に聞いたことがある。
また、犯人の顔にも見覚えがあると証言したのです。
どうやら、その覚えがあるというのは
スマート宅で過去に雑用として雇った人間の中に
犯人はいるはずとのこと・・・
しかし、当時警察は9歳の女の子のいうことだったからなのか
あまり相手にされなかったため、両親たちが自ら雇った
似顔絵画家に妹の記憶から似顔絵を書かせ、テレビで放映。
その似顔絵を見た犯人の親族の通報で男の本名が判明。
重要参考人として指名手配されます。
そして事件発生から9ヶ月後、似顔絵を見た視聴者から
男に似た不審な3人組がいるとの情報が入り
調べたところ犯人とその妻、そして変装させられたエリザベスさん
であることが判明し、犯人夫婦は逮捕!
9ヶ月の捜索期間を経て、やっとエリザベスさんは保護されます。
とんでもない事件ですよね・・・
そして何と言ってもお手柄なのは妹さんです。
親しい仲でない人の顔や声なんて
なかなか覚えているものでもないと思うのですが
似顔絵で犯人の親族が通報してきたり
犯人逮捕に繋がる通報があるくらいですから
妹さんの記憶力と似顔絵画家さんの腕前に感謝ですね。
ご両親も大変苦労されたことでしょう。
自分の娘が誘拐された上に、9ヶ月間も行方が分からない状態での
ご両親の不安な気持ちは計り知れません。
下手すれば、すでにエリザベスさんの命が
奪われている可能性だってあったわけですからね。
そういう意味では、言い方はおかしいですが
命があっただけでも喜ばしいことです。
決して犯人を許すことはできませんが。
エリザベススマート事件の犯人ブライアンミッチェルの犯行動機は?
事件発生から9ヶ月にもわたり
エリザベスさんを誘拐し、暴行を続けた
残虐な犯人の名前はブライアン・ミッチェルです。
そして、同じく監禁をしていた妻のワンダも逮捕されました。
後にブライアンミッチェルには終身刑
妻のワンダには懲役15年の刑が科せられ、現在も服役中です。
ブライアンミッチェルは、幼少期に父親からの虐待を受けており
16歳の頃には8歳の少女に対する性犯罪で逮捕歴あり。
また、過去に結婚していた妻の2人の娘に対する
性的暴行もあったそうですがこれに関しては警察に通報するも
逮捕には至らなかったようです。
ブライアンミッチェルはモルモン教で育ったらしく
自身を『神から遣わされた天使』であるとし
エリザベスさん誘拐事件の数ヶ月前には
インマヌエルの名で神からの黙示録と称する文章を書き
『あと7人の妻と結婚する』と書いていたそうです。
それで、誘拐されキャンプに連れられたあと
結婚セレモニーを行なったというわけですね。
エリザベスさんも、ブライアンミッチェル受刑者の
妻の一人として選ばれてしまったということでしょう。
ちなみにブライアンミッチェルは、スマート宅に修理業者として
何度も出入りしており、この時から犯行を計画していたそうです。
そして、家の構造やセキュリティなどを入念にチェックし
用事でスマート宅の警報機がオフになる日を狙って
事件は起きています。
本当に恐ろしいですね。
こういうのを聞くとあまり家政婦や
修理業者などをむやみに家に入れたくなくなってしまいます・・・
エリザベススマートの現在は?結婚した旦那や子供はいる?
エリザベススマートさんは、事件解決後は
事件の体験談をもとに本の執筆や講演などを
積極的に行い児童に対する性犯罪撲滅や被害者支援の運動を続けています。
高校卒業後は、プリガムヤング大学に進学し音楽を専攻
2009年にはモルモン教の宣教活動のためにパリに移住。
2012年にはスコットランド人の男性と結婚し子供をもうけています。
事件をきっかけに、エリザベスさんの人生は
色々な意味で大きく変わりましたね。
実際の被害者でしか伝えられない恐怖・経験が
あるからこそ今の執筆や講演などのお仕事が成り立っています。
やはり、将来の犯罪を防止するためには
幼少期に過ごす家庭環境や教育を整えるのが一番だと思います。
どうしてもその辺は、それぞれの親依存になってしまうので
難しいことではありますが、エリザベスさんの
活動が少しでも犯罪の数を減らせることにつながってくれればいいですね。
今後の活躍にも非常に期待です。