如月ひなが学校にいた理由と正体に関する考察

1周目ではストーリーに一切関わっていなかったにも関わらず

2周目以降ではいきなり山上響の謎やさやかの母親(笹村愛子)と

企んでいた物語の核心に迫るような手がかりを解き明かし

終いにはさやかの蘇生儀式を阻止するというファインプレー。

4人目のくせに何やっとんねん!という感じなんですが

そもそもひなはなぜ夜の学校にいたんでしょうか。

しずくは姉の謎を解き明かすため、ひかりはしずくに電話で呼び出されて学校へ

そしてさやかは自身の蘇生の儀式のため、勇人はプレゼント仕込みと

登場人物それぞれに夜の学校へ来た明確な目的があるにも関わらず

ひなだけはそれが明かされていません。

 

ひなは初登場時、勇人と会った時廊下の壁に落書きをしていました。

そこから、勇人やしずくに巻き込まれて最終的に山上響の謎の手がかりを

探すようになります。

 

ただ、落書きするためだけに夜の学校に来るとは思えないんですよね。

そして、そもそも彼女は生きているのか?という疑問が残ります。

 

まず、ひなの回想シーンでしずくが山上響が隠した遺品を

探している描写があります。

その記憶を元に、ひなは音楽教師・山上響が残した遺品を

探し出すことができたのですが

回想シーン中、しずくがその場を立ち去る際にひなと思いっきり

すれ違っているにも関わらず、お互いに何の会話やアクションもありませんでした。

しずくのファンなら何かしら話してもいいものですが…

 

さらには、勇人に対し『しずく先輩に会っても、ひなのことは話さないで』と念押しします。

この際に、問題児だと思われたくないからという理由を添えていますが

行動と矛盾しているような気がします。

 

そして、しずくが大好きであるという設定のひなちゃんですが

物語中でのしずくの呼称は『しずく先輩』。

そして、ひなルートのグッドエンディングで

勇人とひなの距離が縮まりラブラブ状態となっている際

『今まで先輩って呼べる人がいなかったから、なんか照れる』と

言ったような発言を勇人に対して行なっています。

散々、しずくを先輩呼びしておいてその発言は矛盾してない?と思いました。

 

以上のことから、ひなはしずくと直接の面識はないと考えられます。

少なくとも、本人に対して『しずく先輩』と呼んだことがないようなので

話したことはないんでしょう。

また、自分のことをしずくに話さないでほしいという言動から

自身の存在を知られたくない、知られてはいけないような印象を受けました。

ここから、ひなはすでに死んでおり生きていないため

生きている人間との面識がない、存在を隠しているという結論に行き着きました。

 

にしても、理科準備室の火事で死にかけたり

勇人と一緒に守衛に追いかけられたりという描写がありますので

普通の人間である可能性も十分にあります。

たださやかも火でやられたような感じになってるから

幽霊は火で撃退できるのかもしれないし、守衛に襲われた時に関しても

勇人だけを認識していたのか、はたまたひなも認識していたのか

はっきりとは断定できない描写だったので結局分からずじまい。

 

とにかく人間と幽霊の区別がなさすぎて

誰が生きてて誰が死んでるのか全くわからない…

ひなルートのラストシーンに関する考察

ひなルートでは、終盤ひながさやかの蘇生儀式に必要な

遺骨の陶磁器をぶっ壊し、見事さやかの蘇生の野望を打ち砕きます。

描写的にはおそらくさやかは成仏?消えたんだと思う。

そして、場面が変わり校舎の外で倒れている勇人と気がつくのを待っているひな。

グッドエンディングでは、ひなは『もうみんな帰りましたよ、私たちも帰りましょう』といって学校のから脱出します。

ノーマルエンディングでも、同様にみんな帰ったから早く帰ろう的なことを言います。

しかし、どこで勇人が持っていた陶磁器を取り上げ裏面を見ると『四宮恭子』の文字。

 

そして『みんないなくなったわけじゃないのね』と言い残しエンディングへ…

 

ここから考えると、ひなの『みんな帰りましたよ』は嘘なんじゃないかと思うんですよね。

流石に勇人一人置いて帰るわけにもいかないでしょうが

それならしずくやひかりも待ってくれてるはず。

ひなにとってもしずく>勇人でしょうから、ひなだけ待ってるってのはおかしい…

 

それに、グッドエンドとノーマルエンドの違いは2人の親密度の違いだけなので

『みんないなくなったわけじゃないのね』はグッドエンドでも同じく言えることになります。

このいなくなったってのが、ひかりやしずくなどの生きた人間だけなのか

学校にはびこっていた幽霊を含めたものなのか疑問が残ります。

 

個人的には、四宮恭子の陶磁器を見てこの発言をしたということは

四宮恭子だけが学校にい続けていると考えました。

陶磁器には、本来他の霊から魂を守るために陶磁器の中の結界に

そのものの魂を閉じ込めるという目的がありましたので

陶磁器の中に、四宮恭子は残っている。

おそらく、学校中の霊は勇人が五行の封印を解放したことで

解き放たれいなくなってしまったのでそういう意味で

『みんな(学校中の幽霊)いなくなってしまったわけじゃないのね(恭子がいるから)』

と解釈しました。

 

ただ、シンプルに生還したのがひなと勇人だけという意味で発したのかもしれませんが…

この辺りは、ひなが幽霊なのか生きた人間なのかによっても変わってきますし

そもそもひなエンドの勇人は生きているの?という疑問も残ります。

まとめ

今回はWHITEDAY(ホワイトデイ )の疑問に思った部分を

とりあえず書き出して見たのですが、何一つはっきりわかるものがなかったですね…

あくまでも私の個人的な見解ですし、考えれば可能性はいくらでもありますので

皆さんもこういった意見があるとかここは間違ってるとかあったら

コメントをいただけると嬉しいです。

 

人間なのか霊なのかがもう少しはっきりすれば、わかる部分も多かったんでしょうが

この辺は続編に期待しましょう…

それでは。